薬学部薬学科
Faculty of Pharmaceutical Sciences
地域医療に貢献する
薬剤師を育成します
充実したカリキュラムと学生の個性に応じた指導で地域社会で
活躍できる薬剤師への道筋をしっかりとサポートします。
平成27年より始まった新しいカリキュラムでは、1年次に高校で履修しなかった理系科目を理解できるよう徹底した基礎教育を実施。
必要に応じて補習講義(フォローアップ教育)を行っています。
また、実験を従来より早期に開始し、生物や化学に興味を持つよう工夫しました。
高学年では、健康寿命を高めるための生活方法や医療の体制について地域とともに学んでいきます。
平成16年に開設された本学部では、卒業生が薬剤師国家試験に合格して薬剤師となり、地域医療の担い手として活躍しています。
薬学部の特徴
国家試験合格率
年間200コマ以上の演習、学生要望に基づく補講、加えて外部講師による特別講習会(夏期、秋期、冬期、直前)、隔月で実施する模擬試験などの多彩なカリキュラムで合格を目指し強力にバックアップします。その結果、合格率は年々上昇しており、令和2年度は全国平均85.55%を上回る結果でした。
就職率
全国・地方とも薬剤師不足が深刻な状況となっています。薬剤師の活躍の場は今後も拡大し、高い求人倍率が続く見込みです。青森県外出身者の学生も、希望する都道府県への就職を果たしています。
東北の薬学部トップの
少人数教育
少人数での教育体制をとっています。全教員が全学生の担当となり、学力到達度の確認だけでなく、学生生活の支援も行います。学生と教員とが話し合うことにより互いに理解を深め、講義や進路、未来について不安を解消します。
薬剤師となってからも、生涯教育などを通じで、卒業生をサポートします。
患者個人個人にあった薬物治療を自ら考え行動する薬剤師を育て続けます。
授業紹介
3年次
必修生物薬剤学(薬物の体内動態)教授/寺村 俊夫
人体と医療品の相互作用を追求
医薬品は人間の体に働きかけて適切な効果を発揮したり、副作用を起こしたりします。一方で、体の方も医薬品に対してさまざまに反応(分解したり排泄したり)します。このように多角的視点から、医薬品を捉え、その本質を学びます。


5年次
必修薬学実務実習教授/幸坂 英明
病院・薬局の現場を体験し、実践力を修得
薬学共用試験に合格した学生は、5年次になると病院と薬局で合計22週間の実習を行います。医療チームの一員として、多様化する薬剤師業務や地域医療における役割を実践で学びます。実習後は、実務実習指導薬剤師などが参加する成果発表会を開催しています。
3年次
必修有機合成化学(医薬品の合成)准教授/植木 章晴
医薬品を創るための基礎を学ぶ
薬剤師が扱う医薬品は、その多くが化学的な手法により合成された化合物です。有機合成化学では、化合物の種類や特徴に応じて変化するさまざまな化学反応を学び、実際に医薬品を合成するために必要な手法や考え方の修得を目指します。

カリキュラム
下記の科目は、各学年で履修する科目の一例です。

在学生インタビュー
- 薬学部 薬学科3年 苫米地 愛美さん (青森県立青森南高等学校出身)
努力が報われる制度が魅力
幼いころから薬剤師になるという夢がありました。
いくつかの大学を検討するなかで、特待制度や担任制度などのサポートが充実している青森大学への進学を決意。実際に入学してみると先生方との距離も近く、授業以外でも質問がしやすいので助かっています。
将来は薬局やドラッグストアに比べて扱う薬の種類が多く、たくさんの経験を積むことができると考え、病院薬剤師になることを目指して日々奮闘しています。